第167回定期演奏会

2015年12月13日(日)

福田清美●テノール

 

みなさんこんにちは。12月の定期演奏会で、ベルリオーズの「キリストの幼時」を歌わせていただく福田です。すでにプロとしての演奏歴は30年になりますが、モーツァルト室内管弦楽団とは、「フィガロの結婚」、「イドメネオ」などこれまで何度もごいっしょさせていただいております。今回の演目については、過去4回の協演歴があります。とはいえ、久しぶりなので、現在声の調整に励んでいるところです。

この楽団は、モーツァルト、ハイドンを中心に演奏してこられていますが、近年は門先生の美学のもと、前期ロマン派やフランス音楽にも演目を広げ、すばらしい成果を上げておられます。今回はその一翼を担う<フランス音楽特集>です。演奏会ではみなさまに、フランス音楽の素晴らしさ感じていただきたいのですが、特にこの曲の持つベルリオーズらしくない優しさ、美しさをご堪能いただきたいと願っています。わたくし自身声楽家の道を選んだのはフランス歌曲を歌いたいというのが動機です。そして、今後も「あと少し、フランス歌曲の演奏で上を目指したい」と願っています。その意味でも、みなさんが今回の企画とわたくしの演奏に満足していただけるよう努めるつもりです。

みなさんといずみホールでお会いできることを楽しみにしております。

 

経歴

弘前大学教育学部音楽科卒業。1979~84年パリ・エコール・ノルマル音楽院特待生、ルーセル音楽協会奨学生として留学。パリ・エコール・ノルマル音楽院大学院を首席修了。

1988~89年文部省派遣研究員(パリ・エコール・ノルマル音楽院招待生)として「大学院修了者特別コース」を首席で修了し、高等演奏家資格を得た。

さらにパリ・エコール・ノルマル音楽院大学院高等(修了者特別コース)室内楽演奏家コンクールでピアニストのディアーヌ・ルモワーヌとのアンサンブルで全部門第1位を獲得している。

卓越したテクニックと豊かな音楽性は留学中に高い評価を得、パリ市主催による公開レッスンにおいて「真の芸術家の前には言葉を失ってしまう。」とG.スゼー氏より絶賛された。

フランス声楽名誉教授連盟国際コンクールに入賞。

パリで8回のリサイタル、ラジオ・フランスでの放送出演、コンサート等の演奏活動を展開する。

我が国では貴重な数少ないフランス歌曲の歌い手として、平成6年1月藤堂音楽褒章受章。平成20年バロック・ザール賞受賞。

リサイタル、フランスオペラ初演、コンサート等で多彩な活動をしている。

長坂幸子、河本喜介、P.ドレンヌ、J.バダール、G.スゼー、A.シモン各氏に師事。

日仏声楽コンクール審査員 関西二期会 京都フランス歌曲協会会員 奈良教育大学教授

 

第167回定期演奏会

2015年12月13日(日)

藤森亮一●チェロ

 

みなさんこんにちは。来たる定期演奏会で、サン=サーンスのチェロ協奏曲第1番イ短調を協演させていただくチェリストの藤森亮一です。

高校2年から3年の間、当時父がモーツァルト室内管弦楽団のメンバーだったこともありエキストラとして何度も演奏させていただいたので、この楽団にはとても思い出深いものがあります。学生時代から参加させていただいた経験は貴重で、ここで学んだ音楽の基礎というか、古典音楽の常識、本来あるべき姿を現場で勉強させていただきました。後々、それが自分の演奏に活かされた基本となっています。

尊敬する音楽家は、私が所属するNHK交響楽団の名誉指揮者でもあるヘルベルト・ブロムシュテットです。どんな時も真摯に音楽と向き合うマエストロで、どんな妥協も許さず根気強く最善の演奏をするように努力されている姿に感嘆します。

今後の音楽家としての挑戦は、世の中には埋もれた名曲が数多く、まだまだめぐりあえていない曲があります。ジャンル問わず、ピンときた曲と出会えたら、新しい曲とのお付き合いもしていきたいと思います。

プロの演奏家になってもう35年を数えますが、その間にモーツァルト室内管弦楽団とは東京と京都で2度の協演がありました。どちらの曲目もハイドンの協奏曲ニ長調で、古典派以外の曲目では今回がはじめての協演となります。

すばらしいいずみホールと澄み切ったサウンドの調和を期待し、楽しみにしております。聴衆のみなさんにはサン=サーンスのノーブルな気品に満ちた音楽を楽しんでいただけたらと思っております。

12月のいずみホールでお会いすることを楽しみにしています。ご来場お待ちしています。

 

経歴

京都市立堀川高等学校音楽科、東京音楽大学を経てNHK交響楽団首席奏者。第29回文化放送音楽賞、第52回日本音楽コンクール第1位、第21回東京国際室内楽コンクール斎藤秀雄賞、その他、村松賞、アリオン賞、京都文化功労賞など。

 

第166回定期演奏会

2015年9月22日(火祝)

木村能里子●ソプラノ


みなさま、こんにちは。9月22日の定期演奏会で協演させていただく、木村能里子です。

バッハは私にとって特別な作曲家で、彼からは今まで幾度となく衝撃を受けて来ました。まだ駆け出しだったころ、ベテランのお姉さん歌手の方から回ってきたお仕事を受け51番のソプラノソロカンタータを歌っていた真っ最中に、周りの音も物も何もなくなってしまって、暗い空間に一人ぽつんと浮かびながら自分の声だけが聞こえてくる、という経験をしたのです。ドイツの田舎の教会で行われた演奏会の際のこの出来事は決して忘れることのできないものです。心に中に感じることも何もなくなってただただ歌っていました。この無我、忘我の体験を求めながら私は今日まで歌っているのかも知れないと思います。

 バッハというと敬虔、荘厳といったイメージがありますね。しかし彼の敬虔さは人間らしい生活に基づいたもので、決して仙人のような生活を送っていたのではありません。いかに良い演奏者を揃えるか、いかに自分を売り込むか、どうやってもっとお金を稼ぐか…といったさまざまな企ての中で当たり前に彼の中や、当時の全ての人々の中にあった信仰心が最高の技法で結晶したものが彼の音楽だと思い思います。

今日、私たちの周りでは価値観や常識、決まりごとがどんどんさま変わりし戸惑うことも少なくありません。今回の演奏会では、信じることの力を知っていたバッハ、そして自らの音楽が信じることの力を呼び覚ますと信じていたモーツァルトの音楽で心の洗濯をなさってくだざい。

長くご一緒させていただいてきたモーツァルト室内管弦楽団の皆様とまたご一緒することを光栄に存じております。それと、トランペットに大西さん、オルガンに片桐さんとソリスト3人が全て女性なのもちょっと嬉しいポイントです!

今回このカンタータやモーツァルトのラウダーテ・ドミヌムが本来演奏されるべき場所で歌う機会をいただいたことに感謝しつつ、皆様のお出でをお待ちいたしております。


第166回定期演奏会

2015年9月22日(火祝)

片桐 聖子●オルガン


モーツァルト室内管弦楽団のファンの皆様こんにちは。9月22日の定期演奏会で協演させていただく、オルガニストの片桐聖子です。演奏する楽曲は、バッハのオルガン協奏曲ニ短調を中心に演奏する楽曲全部に関わらせていただきます。今回の協演でぜひ聞いてほしいところは、コンサートホールでの演奏会とはまた違った、教会ならではの雰囲気を楽しんでいただけましたら幸いです。

パイプオルガンではなく電子オルガンでの演奏ですが、日頃礼拝が行われている場所での宗教曲の演奏、私自身も楽しみです。

オルガンを弾くことを選んだのは、母が教会オルガニストで、子供の頃から身近な楽器だったことです。足鍵盤も使って弾くこの楽器を弾けるようになったら楽しいだろうな、と気軽な気持ちで始めました。中高生時代にピアノを師事していた先生がプロのオルガン奏者で、この先生に大学の音楽学部でオルガンを専攻することを勧められたのも大きな理由です。

モーツァルト室内管弦楽団とは、5年前にサン=サーンスの交響曲第3番ハ短調を弾かせていただきました。この曲は、私の大変好きな曲です。理由は、美しくてドラマチックということが一番ですが、オルガンにとって演奏効果の高い曲でもあります。

プロとしての演奏歴は20年を数えることになりましたが、演奏を終えて反省した後は過去のものとしてすぐに忘れてしまうので、あまり記憶に残っていません。それより、オーケストラの一員として演奏した後に「自分の役割をきちんと果たせた」と思えた時は、ソロの演奏以上に大きな喜びを感じます。

これからも、ひとつひとつの演奏の機会を大切に、その時にできる最高の演奏をしたいと思っております。

皆さまと天満教会でお会いできることを楽しみにしています。


経歴

神戸女学院大学音楽学部オルガン専攻卒業。同大学音楽専攻科修了。在学中にハンナ・ギューリック・スエヒロ記念賞受賞。井上圭子氏に師事。大阪フィル、関西フィル、日本センチュリー響、大阪交響楽団、ニュージーランド響、アジア・ユース・オーケストラ、パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団、聖フロリアン少年合唱団と協演の他、NHKの音楽番組にて平井堅氏と協演、民放の音楽番組、バラエティ番組にてオルガン紹介やオルガン演奏をする等、TVにも出演。現在、神戸女学院オルガニスト。日本キリスト教団神戸教会オルガニスト。神戸女学院めぐみ会音楽教室講師。日本オルガニスト協会会員。


第165回定期演奏会

2015年7月19日(日)

馬渕昌子●ヴィオラ


モーツァルト室内管弦楽団のファンの皆様、こんにちは。7月19日の定期演奏会で協演させていただくヴィオラ奏者の馬渕昌子です。

プロとしての演奏歴は30年を数えます。好きな楽曲名は、ベートーベンとバルトークの弦楽四重奏曲です。これらの楽曲については、私もメンバーの一人ですが、いわき芸術文化交流館アリオスを拠点にしている弦楽四重奏団・「ヴィルタス・クァルテット」で全曲制覇中です。関西からは少し遠いですが、ぜひ聴きにきてください。

今回のいずみホールでの演奏会で弾かせていただくのは、モーツァルトの「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364」です。ヴィオラには明るく聴きやすいコンチェルトがあまり無いので、この曲は何度弾いても楽しく、いつも新しい発見があります。また、今回は妹との共演ということで、楽しみにしていました。

今回の演奏で皆様にぜひ聞いていただきたいところは、2度上げたオリジナルチューニングです。このチューニングですと、実際変ホ長調の曲をニ長調で演奏することとなり、奏法としては開放弦を使う場所が増えます。どうしても楽器の性質上くぐもった音質になるヴィオラですが、この方法だと響きが明るくソリスティックな音色になるなど、お楽しみいただけるのではと思います。

演奏会で皆様とお会いできることを楽しみにしています。ご来場お待ちしております。


経歴

桐朋学園大学及び、パリ国立高等音楽院の大学院、卒業。第2回パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクール第3位及び特別賞受賞。第3回国民文化祭inひょうご新人音楽コンクール第1位。松尾学術振興財団室内楽コンクール第1位。第5回宝塚ベガホール音楽コンクール弦楽器部門入賞。92年・東京国際音楽コンクール室内楽部門第2位及びアサヒビール賞受賞。93年ミュンヘン国際音楽コンクールヴィオラ部門第3位(1位なし)。これまでに霧島音楽祭、倉敷音楽祭、フィンランド・クフモ音楽祭、イタリア・ドロミテ音楽祭等に出演。現在、国内外でソロ、室内楽を中心に主要オーケストラの客演首席としても活躍中。紀尾井シンフォニエッタ東京、トウキョウ・モーツァルト・プレーヤーズ(首席)、いずみシンフォニエッタ大阪、アンサンブル・ベガ、サイトウキネンオーケストラ、ウィルタス・クヮルテットのメンバー。「馬渕昌子ヴィオラリサイタル」ソロCDがロンドミュージックレーベルよりリリースされている。


第165回定期演奏会

2015年7月19日(日)

馬渕清香●ヴァイオリン

 

モーツァルト室内管弦楽団のファンのみなさん今日は。来る7月19日の定期演奏回で、モーツァルトの「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調 K.364」のヴァイオリンを弾かせていただく馬渕清香です。

今回演奏させていただく曲は、その昔、姉の馬渕昌子とブルーノ・パスキエ先生のレッスンを受けこともあり、いつの日か演奏会で弾きたいと強く希望していた曲です。その夢が叶うときがきて大変嬉しく思っています。

この楽曲の聴きどころは、1楽章、3楽章もさることながら、2楽章のなんとも言えない憂いをおびた美しさではないでしょうか。個人的にも大好きです。注目していただけたら嬉しいです。

ヴァイオリンを演奏することを選んだ理由は、姉が使用した小さいヴァイオリンのお下がりがあったためなんです(笑)。

好きな演奏家は、アルテュール・グリュミオーです。小さい頃から、レコードやCDを聴いて育ちました。近いところでは、今回協演する姉、馬渕昌子も尊敬する演奏家の一人です。

わたしもプロとしの演奏歴は約20年を数えるようになりました。モーツァルト室内管弦楽団とは、今回初めて協演させていただきます。長く続けておられるこの楽団の活動には、心より尊敬の念を抱いていることもあり、この度の協演がとても楽しみです。

これからもさまざまな形で演奏会を開催し、その度に会場をいっぱいにしたいです。みなさん是非いずみホールにお越しください。


経歴

3才よりヴァイオリンをはじめる。

1987年全日本学生音楽コンクール小学生の部第3位、1990年同コンクール中学生の部第1位入賞。

桐朋学園大学卒業。イタリア シエナのキジアーナ音楽祭にてキジアーナディプロマ賞受賞。これまでに、故小国英樹、故工藤千博、原田幸一郎 各氏に師事。

『Duo MOON STONES』『四次元三重奏団』メンバー。室内楽、オーケストラ、ソロなどフリーで活動。年間4~6回の自主公演を開催。


第164回定期演奏会

2015年5月10日(日)

上野 真●ピアノ

 

モーツァルト室内管弦楽団のファンの皆様こんにちは。来る5月10日、いずみホールでの定期演奏会<ベートーヴェン・シリーズ>第5回で協演させていただく、ピアニストの上野です。まずは、門良一先生というマエストロ、大きな存在のもとに、40年以上も演奏活動を続けて来られた楽団に敬意を表したいと思います。

演目は、ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品19ですが、あまり演奏されないこの曲を演奏できることを嬉しく思っています。できるだけ曲を生かした演奏が出来ればと考えております。オーソドックスに、しかし前例や伝統にとらわれすぎることなく、最終的にはあらゆるこだわりを絶って、無心に演奏したいと思います。

特に聴きどころとも言えるこの曲のカデンツは、ベートーヴェン自身によって書かれたのもので、初演から長い時間経過した後に書かれています。中期の作ですが、様式的には後期のハンマークラヴィーア・ソナタに近い領域にまで踏み込んでいます。素晴らしいカデンツです。また第2楽章は非常に内面的でユニークな楽章です。

このコンチェルトは、ベートーヴェンが最も気に入っていたものの一つだったようです。交響曲も奇数の番号と偶数番号の作品の性格が異なるとはよく言われることですが、この協奏曲も偶数番号作品の柔らかさと気品に満ちています。

ぜひお楽しみいただきたいと願っています。いずみホールでお会いできるのを楽しみにしています。


経歴

1966年生まれ。祖母と父親がオルガニストの家庭に育ち、4歳からピアノを始める。16歳で単身渡米し、フィラデルフィア・カ-ティス音楽院にて、故J.ボレット、G.グラフマン両氏の元で薫陶を受ける。その後1987年から1991年迄オーストリア・ザルツブルク・モーツァルテウムにて故ハンス・ライグラフ氏に師事。1984年にはBBCテレビに出演。翌1985年には、カ-ネギ-・リサイタルホ-ルやJ.F.ケネディセンターなどでも演奏した。 メリーランド国際(1985)、ベ-ゼンドルファ-・エンパイア国際(1986)、ジュネーヴ国際(1988)、オルレアン20世紀(2002)、リヒテル国際(2005)などのコンクールで上位入賞。

1996年以来京都を拠点とする。現在京都市立芸術大学音楽学部准教授。現在まで世界15ヵ国で演奏を行っている。近年は、ロシア、ノルウェイ、トルコ、メキシコ、ラトヴィア等、演奏活動の場を広げており、また名古屋音楽大学客員教授、桐朋学園大学院大学特別招聘教授としても後進の指導にあたっている。日本音楽コンクール、全日本学生コンクール、宝塚ベガ音楽コンクール、松方ホール音楽賞等、国内主要なコンクールの審査員を務め、ドイツ、トルコ、韓国など海外でもマスタークラスを行うなど、教育的活動にも力を入れている。

詳しくは、上野真公式ホームページ参照。http://www.makotoueno.jp/


第162回定期演奏会2015年1月11日(日)

山田富士子●ピアノ


モーツァルト室内管弦楽団のファンの皆様こんにちは。2015年1月11日の第162回定期演奏会にソリストとして参加させていただく、ピアニストの山田富士子です。ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調を弾かせていただきます。

プロとしての演奏歴もすでに50年を数えようとしていますので、随分いろいろな作曲家の楽曲を演奏してきましたが、欲張りなせいか、その時触れている曲がいつも一番好きなような気がしています。そして、それぞれの作曲家の精神世界、息遣いを感じられる時、「音楽に関っていられて、幸せだなあ」って感じます。

特に、今回のラヴェルは 恩師がラヴェルから直接教わっていたということもあり、懐かしい思いと、目標はまだまだ遠く果てしない道・・という複雑な思いです。

モーツアルト室内管弦楽団は、主宰者の門先生の誠実な人柄と音楽に対する情熱で、設立時から変らず続けておられることを、本当にすばらしいことと思います。ご一緒させていただくことを大変光栄に思い楽しみにしております。

私には、たくさんの尊敬する音楽家や演奏家がいます。そんな中、夢と希望に満ちた若い音楽家達の演奏も感動的ですが、自分の音楽世界を貫いて過ごしてきた巨匠たちの生きざまのにじみ出るような演奏には、魂を揺さぶられるものがあります。そして、その道の遠い端にいられることへの感謝と尊敬の想いがあふれます。

どうかみなさま、1月11日、いずみホールでお会いできることを願っております。

 

略歴

幼少より 井口基成、レオニード・コハンスキー、福井直俊の各氏に師事。東京芸術大学付属高校を経て東京芸術大学に入学後、仏政府給費留学生として渡仏.。パリ国立高等音楽院入学 ピアノをヴラド・ぺルルミュテール、マルセル・シアンピ、マルセル・ウークラン、室内楽をピエール・パスキエ、ジョゼフ・カルヴェの各氏に師事。

マリア・カナルス国際ピアノコンクール入賞。

日本国内を始め、フランス、イタリア、スペイン、カナダ、中国、韓国、マレーシア、タイ、フィリピン等でリサイタル、コンチェルト、室内楽、またラジオ、テレビ等で演奏。

日本音楽コンクール、学生音楽コンクール、かずさアカデミア音楽コンクール、スペイン ハエン国際ピアノコンクール、ヴァレンシア ホセ・イトゥルビ国際ピアノコンクール等の審査員を務める。

イタリア・サンタ・キアーラ夏季国際音楽アカデミー、プラハ・サマー・アカデミーに講師として参加。

現在、桐朋学園大学ピアノ科名誉教授。